“Caretaker” 「MIZUNUMA」 Jacket

¥30200

(税込) 送料込み

商品の説明

記憶をテーマにした“Caretaker”から

嘗てテーラーにオーダーメイドで作らせた、
主の手を離れた名前入りのジャケットに、
リペアと現代的なアレンジを加え、
新たな記憶と共に、流れの中に再放出する1着。

肩42cm 袖丈62cm 身幅51cm ウェスト48cm 着丈73/69cm

60s70sくらいの物で賞か。
青系ミックスの上等なウール生地。

長年の汚れを丁寧にかき出してから手洗いし
生地の変色や破れた部分にわダーンステッチを。
お名前の刺繍をイヤがる方もいるので解れさせ、ボカしました。

裏地やパイピングの生地はシルクで賞か。
ダイヤ柄のペイズリーが入る好デザイン。

袖裏のソルトペッパーの様なストライプ柄わ、おそらくポリエステル。

肩のわりに腕が短かった為、
袖を本切羽風にバラし、敢えてラフなボタンレスの断ち切り仕様に。

シルク糸でボタンホールを増設。
フロントに9つ並ぶボタンわ、
銀座の高級ボタン専門店 MITAKE BUTTONの本水牛焼き付けボタン。これだけで諭吉がひとり。

力ボタンにわ、
アンティークやビンテージのコロゾボタンを使用。良いアクセントです。

正にテーラードと云ふクラシカルな形デスが、
フロントの多重ボタンと袖口の長さがモダンな印象。
コムデギャルソン、Archivio j.m Ribotがお好きな方にもおススメ目したい1枚。

とても仕立てが良い為、
175cm72kgガッシリ体型でも体にピタッと綺麗に着用出来ます↑

こちらの「UENO」さんわ、
とても技術のある昔気質のテーラーだったようで、一切手抜きなし。
ボタン糸ですらとても丈夫な糸を使い、グラつきすらありませんでした。

ジャケットをオーダーし、
愛用した「水沼」さん。
お酒がお好きな方だった様で…

検品時に胸ポケットの奥底から
小さく折り畳んだ「伊東博文」の札が入っておりました。

漫画のサザエさんだったか、
有り金ぜんぶ呑んでしまう旦那さんの為に、
奥さんがジャケットの裏地にお金を縫いつける描写がありマして、コレも然り。
昭和の内助の功デスね。

とても優しい気持ちになりまして、
その思いを汲みたく折り鶴のコサージュにしました。

紙ヒコーキしか作れない私が折ったので
鶴と云ふより鳩デスが、

コレもまた平和の証左でわありませんか。